矯正治療にはいくつか方法があり、ワイヤーを装着して歯を動かすだけが全てではありません。顎の幅を広げるものもあれば、舌や頬、唇の癖を治すためのものもあります。当院では小児においては舌や頬、唇の癖を治す予防矯正を積極的に採用しております。
舌や頬、唇の癖というと大したことではないことと思われるかもしれませんが、これらの癖があると歯並びが悪くなったり、飲み込み方が不適切になったりする原因になります。不適切な飲み込みとは、食事が遅い、いつまでも口の中の物が飲み込めない、よくむせる、空気も一緒に飲み込んでしまう(呑気症)などの嚥下障害を指します。栄養がきちんと摂取できないことは育ち盛りのお子さんの体には大きな問題となります。
予防矯正はワイヤー矯正のように歯自体を動かす治療法ではありません。マウスピースのような装置「マイオブレース」を睡眠中に装着し、自然な力でお口を理想の状態に導く方法です。痛みや異物感に敏感なお子様でも適応しやすい治療法と言えるでしょう。
装置を装着した状態で行うマイオブレース・アクティビティーズと呼ばれるエクササイズを1日2回行っていただき、呼吸、嚥下、舌、唇、頬の癖を正します。
ただ歯並びが綺麗なだけでなく、適切な顎の成長を実現するような治療を考えます。それによって、機能的にも審美的にも適切な状態を目指します。
お口の中の癖は分かりにくいものですが、舌や頬、唇にも良くない癖というものが存在します。当院でお口の状態を診察することで、悪い癖を修正しましょう。
目立たない方法で歯の矯正を行うことなど無理だと諦めかけている方には、付けていても気付かれにくいマウスピース型矯正装置をお勧めします。
矯正の痛みの原因は歯を動かす力の大きさです。マウスピース矯正であれば、少しずつ歯を動かすことで、痛みを小さく抑えることができます。
ひやま歯科では患者様と一緒になって、本当に矯正治療が必要なのか考えます。カウンセリングの際は、矯正治療を前提としてお話を伺うのではなく、症状の診断と患者様のご希望、考えうる治療方法をしっかりと熟慮し、治療が必要なのかどうかをご提案します。
治療の説得をしたり、将来像を一方的にお話したりすることは価値観の押し付けに繋がると考えております。それでは患者様のためにはなりません。患者様がご自分で治療をしたいと欲していないためです。歯医者が治療を無理に勧め、高圧的にアドバイスをするといった抑圧的な方法で、患者様は好きな自分を手に入れることができるでしょうか。私が出来ることは一緒になって考え、患者様が受けたいと思う治療を全力でご提供することです。
矯正治療を通して自分のことを好きになって欲しい、そんな思いでスタッフ一丸となって診療に当たっております。
矯正治療中の通院頻度はどれくらい?
小児矯正であれば、基本的には1か月毎にご来院いただきますが、治療の最終局面などのこまめな診断が要らないときには半年に1回ということもあります。
大人のワイヤー矯正では月に1回のご来院となります。マウスピース矯正(インビザライン)の場合は1.5か月~2ヵ月に1回通院いただきます。
変なところに歯が生えてきたけど、このまま放置していて良いの?
歯列から外れた位置に歯が生えてきた場合は、いくつかの原因が考えられます。生え代わりが遅れたことで別の場所から生えてきた永久歯か、通常であれば生えるはずのない歯である可能性があります。どちらにせよ一度歯医者にかかることをお勧めします。通常は生えない歯というのは過剰歯といい、決まった本数以上に生える余分な歯のことです。過剰歯が他の歯に悪影響を及ぼすと想定される場合は抜歯となります。ずれて生えた永久歯は歯並びの管理を行い、必要であれば矯正治療をお勧めすることになります。